それとも、やっぱり探偵にお願いしないといけないんですか？」
浮気調査で弁護士ができることとできないことを知るのは、とても大切。
弁護士は法律の専門家であり、証拠を使った法的なサポートや交渉の代理が主な役割です。
しかし、浮気の証拠を集める実動調査は弁護士の範囲外です。
証拠集め以外にも、何か助けてもらえることはありますか？」
弁護士が浮気調査に関連してできることは、主に次の通りです。
この証拠で十分なのか？それとももっと必要なのか？といった疑問に答え、法的に有効な証拠の判断をサポートします。
離婚や慰謝料請求、親権、財産分与などについてのアドバイスを行い、手続きを進めてくれます。
浮気相手や配偶者との示談交渉を依頼者の代わりに進めます。
それは無理なんですか？」
弁護士は調査のプロではないため、浮気調査自体を行うことはできません。
例えば次のような行為は、弁護士にはできないものです。
ターゲットの行動を追いかけたり、写真を撮ったりするのは弁護士の役割ではありません。
浮気相手とラブホテルに入る瞬間や、二人が会っている場面を記録することは探偵の仕事です。
手をつないでる写真とかでも大丈夫なんでしょうか？」
浮気を証明するためには、次のような具体的で法的に有効な証拠が必要です。
ラブホテルや自宅に二人が出入りしている写真など、肉体関係を示唆する証拠。
配偶者が浮気を認める録音やメッセージ内容。
ただし、手をつないでいる写真やキスをしている写真だけでは、不貞行為を証明するには弱いと判断されることがあります。
何を基準にすればいいんですか？」
浮気調査とその後の法的対応には、それぞれ適した専門家に相談するのがベストです。
証拠を集めたい場合。
浮気の有無を確認したい場合。
相手の行動パターンを把握したい場合。
離婚や慰謝料請求の手続きを進めたい場合。
既に証拠が揃っており、相手と交渉をしたい場合。
親権や財産分与について法的なアドバイスが必要な場合。
やっぱり危険なんでしょうか？」
自力での証拠収集は可能ですが、次のようなリスクがあります。
素人が尾行や監視を行うと、相手に気付かれてしまう可能性が高いです。
相手のスマホや私物を勝手に調べる行為は、法律で禁止されている場合があります。
素人が集めた証拠は、裁判で有効と認められないこともあります。
どうやって探偵事務所を選べばいいんでしょう？」
確実な証拠を集めるには、信頼できる探偵事務所を選ぶことが重要です。
探偵事務所の実績を確認するには、ホームページや口コミを参考にすると良いでしょう。
最近では、無料相談を受け付けている探偵事務所も多いですね。
相談を通じて、自分に合った事務所を見つけてください。
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探偵業を営むためには、探偵業届出証明書を取得する必要があります。
この証明書は、探偵業務を合法的に行うための許可証のようなもの。
弁護士が浮気調査を探偵のように行えない理由の一つは、この届出証明書を取得していないためです。
逆に言えば、弁護士がこの証明書を取得すれば、探偵業務を行うことも可能です。
しかし、実際には弁護士と探偵の業務を兼業するケースは極めて稀です。
弁護士は法律業務、探偵は調査業務、それぞれの専門性が異なるため、役割を分けていることがほとんどだからです。
どんな法律で決まってるんですか？」
探偵業を規制する法律として、「探偵業の業務の適正化に関する法律」があります。
この法律の第2条では、探偵業務を次のように定義しています。
他人の依頼を受けて、特定の人物の所在や行動についての情報を収集し、その結果を依頼者に報告すること。
探偵業を行うには、営業所ごとに都道府県の公安委員会に届出を行うことが義務付けられています。
この法律によって、探偵業務は厳しく規制されているため、誰でも自由に調査を行えるわけではありません。
探偵みたいに尾行とかもできるんですか？」
弁護士が浮気調査でできることは限られています。
弁護士法に基づく弁護士会照会制度を活用し、特定の情報を収集することが主な範囲です。
弁護士法第23条に基づき、弁護士が所属する弁護士会を通じて、公務所や団体に対して必要事項の照会を行う制度です。
この制度を使うことで、個人情報や事実関係を確認することが可能です。
浮気相手の電話番号しか分からないが、それだけで弁護士さんに調べてもらえるのか？と聞いてくる奥様もいらっしゃいます。
弁護士会照会制度を活用すれば、浮気相手に関する以下の情報を調査することが可能です。
電話会社に照会することで、契約者の氏名や住所を特定することができます。
運輸局に照会することで、所有者の氏名や住所を確認できます。
ただし、通話記録やメール内容、LINEのやり取りなどのプライバシー性が高い情報は、弁護士会照会制度を使っても開示されることはありません。
それぞれの得意分野が知りたいです…」
探偵と弁護士の役割は次のように異なります。
尾行や張り込み、GPSやカメラを活用して浮気の証拠を集める。
対象者の行動を時系列で記録した報告書を作成。裁判で有効な証拠として使える写真や映像を提供。
法的措置を検討する場合は弁護士を紹介することも。
慰謝料請求や離婚調停に向けたアドバイスを提供。
依頼者の代理人として、相手との交渉や裁判を進める。
探偵が集めた証拠をもとに、不貞行為を立証するための助言を行う。
探偵と弁護士をうまく連携させることで、浮気問題をスムーズに解決できます。
浮気の証拠を集めるために探偵事務所に依頼する。
集めた証拠を弁護士に見せ、離婚や慰謝料請求に向けた具体的なアドバイスをもらう。
でも、証拠がないと離婚や慰謝料請求って無理なんでしょうか？」
浮気の証拠がなくても、離婚や慰謝料請求が不可能というわけではありません。
ただし、証拠がある場合に比べて、状況によっては手続きが難航する可能性があります。
ここでは、証拠がなくても離婚や慰謝料請求ができるケースについてご説明します。
それとも裁判になるんでしょうか？」
離婚にはいくつかの方法がありますが、基本的にはお互いの合意があれば可能です。
この場合、浮気の証拠がなくても問題ありません。
ただし、相手が離婚を拒否した場合や条件で揉めた場合は、裁判で争うことになります。
裁判で離婚を求める場合、次のような法律上の離婚事由を立証する必要があります（民法第770条より）。
配偶者に不貞行為があったとき
配偶者から悪意で遺棄されたとき
配偶者の生死が3年以上明らかでないとき
配偶者が強度の精神病にかかり回復の見込みがないとき
その他、婚姻を継続しがたい重大な理由があるとき
でも、証拠がないと難しいんでしょうか？」
慰謝料請求は、示談交渉で解決できれば証拠がなくても可能です。
たとえば、浮気をした側が事実を認め、謝罪とともに慰謝料を支払う場合です。
示談が成立しない場合、裁判で慰謝料請求を行うことになります。
この場合、不貞行為を立証する証拠が必要。
証拠がなければ裁判を有利に進めることは難しく、慰謝料が認められない可能性もあります。
どんな証拠が必要なんでしょうか？」
不貞行為を証明するには、次のような具体的な証拠が必要です。
ラブホテルや自宅に出入りしている写真
2人が一緒にいる決定的な場面を捉えたもの。
性行為が分かる写真や音声
肉体関係があったことを示す直接的な証拠。
浮気の事実を認める音声やメッセージ
パートナーの自白や、浮気相手とのやり取りが記録されたもの。
裁判では、1回の不貞行為だけではなく、複数回の行為があったことを証明する必要があります。
そのため、強力な証拠を揃えることが重要です。
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やっぱり探偵さんにお願いしたほうがいいんでしょうか？」
探偵に依頼することで、裁判で有効な証拠を合法的に集めることができます。
自分で調査すると、違法行為に触れるリスクがあります。
探偵は法律に基づいた方法で調査を行います。
裁判で認められる写真や動画を含む報告書を作成してくれます。
調査後のアドバイスや、必要に応じて弁護士の紹介も可能です。
その費用って、浮気相手に請求できるんでしょうか？」
探偵に依頼した浮気調査の費用は、条件を満たせば不倫相手に請求できる場合があります。
不倫が争点になっている場合
相手が不倫を否定している場合
探偵の調査で不倫の証拠が得られた場合
過去の判例では、調査費用の1～2割が認められることが多いですね。
ただし、示談交渉では全額を支払ってもらえる場合もあります。
自分で調査する場合、証拠が不十分になったり、違法行為に触れるリスクがあります。
そのため、浮気調査はプロである探偵に依頼する方が安心。
ストーカー規制法や不正アクセス禁止法に抵触する可能性
調査に失敗して相手にバレるリスク
裁判で認められない証拠を集めてしまう可能性
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