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記事の執筆者：マサコ
元女性探偵。30年間、中堅の探偵事務所で夫婦間の浮気調査や窓口相談を多数担当。現在は引退し、娘夫婦と5歳・3歳の孫と同居中。
相談者さま
「夫が浮気をしました。でも、離婚せずに慰謝料を請求することはできますか？」日本の法律では、離婚をしなくても、夫の不貞行為に対して慰謝料を請求することが認められています。
不貞行為は、夫婦の平穏な共同生活を侵害する不法行為とされ、精神的苦痛を受けた配偶者は、夫や浮気相手に対して慰謝料を請求する権利があります。
相談者さま
「夫と浮気相手のどちらに慰謝料を請求すればよいのでしょうか？」慰謝料は、夫と浮気相手の両方に請求することができます。
ただし、離婚をしない場合、夫に慰謝料を請求しても、家計を同じくしているため、実質的な意味が薄れることがあります。
そのため、多くのケースでは、浮気相手のみに慰謝料を請求することが選ばれています。
相談者さま
「浮気相手だけに慰謝料を請求する場合、どんな点に注意すればよいですか？」浮気相手にのみ慰謝料を請求する際には、以下の点に注意が必要です。
肉体関係があったことが確認できる場合
婚姻関係が破綻していない状態での不貞行為
浮気相手が夫が既婚者であることを知っていた、または注意すれば知り得た場合
肉体関係がなかった場合
婚姻関係が既に破綻していた後の不貞行為
浮気相手が夫が既婚者であることを知らず、知ることも困難であった場合
既に夫から十分な慰謝料を受け取っている場合
相談者さま
「慰謝料を請求するには、どのような手続きを踏めばよいですか？」慰謝料請求の手続きは、以下のような流れになります。
浮気の証拠（メール、写真、録音など）を集める
慰謝料請求の意思を伝える
相手と慰謝料の金額や支払い方法について話し合う
合意内容を文書に残す
合意に基づき慰謝料を受け取る
証拠の収集は非常に重要です。
裁判になった場合、証拠がなければ慰謝料請求が認められない可能性があります。
弁護士や探偵事務所に相談することも検討しましょう。
相談者さま
「慰謝料の金額はどれくらいが相場ですか？」慰謝料の金額は、ケースによって異なりますが、一般的には以下のような相場があります。
離婚しない場合：50万円～150万円程度
離婚する場合：100万円～300万円程度
支払い方法については、一括払いが一般的ですが、分割払いを交渉することも可能です。
また、現金以外の方法（例えば、財産の譲渡）での支払いも考えられます。
相談者さま
「慰謝料を請求した後、夫婦関係はどうなりますか？」慰謝料請求は、夫婦関係に影響を与える可能性があります。
夫が反省し、関係修復に努める場合もあれば、逆に関係が悪化することもあります。
慰謝料請求をする前に、今後の夫婦関係をどうしたいのか、自分の気持ちを整理することが大切です。
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相談者さま
「夫の浮気相手に慰謝料を請求したいのですが、夫には請求しないつもりです。それでも問題ないでしょうか？」ただし、その場合に注意すべき「求償権」という概念があります。
求償権とは、不貞行為をした夫とその浮気相手が共同で負うべき慰謝料の負担を、一方が全額支払った場合に、もう一方に対してその負担分を請求できる権利のことです。
相談者さま
「浮気相手に慰謝料を請求したら、後で夫に請求されることはありますか？」例えば、浮気相手に200万円の慰謝料を請求し、全額支払ってもらった場合、浮気相手は夫に対してその半額（100万円）を求償することができます。
これは、不貞行為が夫と浮気相手の共同不法行為とされるため、双方が連帯して責任を負うとされているからです。
相談者さま
「夫と浮気相手の責任は半々ですか？」必ずしもそうではありません。負担割合は、以下の要素によって決まります。
浮気相手が夫が既婚者であることを知っていたか
浮気を積極的に誘ったのはどちらか
不貞行為の期間や頻度rikon.asahi.com
これらの要素を総合的に判断して、負担割合が決定されます。
相談者さま
「浮気相手から夫に求償権を行使されるのを防ぐ方法はありますか？」慰謝料の支払いに関する示談書を作成する際に、「求償権を行使しない」という条項を盛り込むことで、浮気相手が後で夫に求償することを防ぐことができます。
このような条項を設けることで、夫婦間のトラブルを未然に防ぐことができます。
相談者さま
「求償権を放棄することにはどんなメリットがありますか？」求償権を放棄することで、以下のようなメリットがあります。
夫婦間のトラブルを回避できる
慰謝料の支払いが一度で完結する
精神的な負担を軽減できる
ただし、求償権の放棄には法的な手続きが必要となるため、弁護士に相談することをおすすめします。
相談者さま
「求償権には時効がありますか？」求償権の時効は、慰謝料を支払った日から5年です。
この期間を過ぎると、求償権を行使することができなくなります。
そのため、求償権を行使する場合は、早めに手続きを行うことが重要です。
相談者さま
「夫の浮気が発覚しましたが、離婚は考えていません。慰謝料の相場はどれくらいでしょうか？」離婚をせずに慰謝料を請求する場合、一般的な相場は50万円から100万円程度とされています。
これは、離婚に至った場合の慰謝料相場（200万円から300万円程度）と比べて低くなる傾向があります。
離婚をしない場合、夫婦関係が継続しているため、精神的苦痛の程度が離婚に比べて軽いと判断されることが多いためです。
ただし、慰謝料の金額は以下のような要素によって増減します。
不貞行為の期間が長い
不貞行為の回数が多い
婚姻期間が長い
妻または不貞相手が妊娠していた
不貞行為によって妻が精神的苦痛を受け、通院するなどの影響があった
これらの要素がある場合、慰謝料の金額が増額される可能性があります。
相談者さま
「慰謝料を請求するには、どのような手続きを踏めばよいですか？」慰謝料を請求する際の一般的な手順は以下の通りです。
証拠の収集
慰謝料請求の意思表示
話し合い（交渉）
示談書の作成
公正証書の作成（必要に応じて）
それぞれの手順について詳しく説明します。
不貞行為を証明するための証拠を集めます。
具体的には、以下のようなものが有効です。
ラブホテルに出入りする写真
肉体関係を推察できるLINEのやり取り
夫が不貞行為を認めた際の録音
証拠がない場合でも、不貞相手が請求に応じれば問題ありませんが、通常は証拠が必要となります。
不貞相手に対して、慰謝料を請求する意思を伝えます。
方法としては、直接連絡を取るか、内容証明郵便で慰謝料請求書を送る方法があります。
内容証明郵便を利用することで、請求の意思や内容を明確に伝えることができます。
不貞相手と慰謝料の金額や支払い方法について話し合います。
直接会って話すことが難しい場合は、書面でのやり取りも可能ですが、時間がかかることを理解しておきましょう。
話し合いがまとまった場合、慰謝料の支払いに関する合意内容を示談書として文書に残します。
示談書には、不貞関係の解消や慰謝料の支払いに関する具体的な内容を記載します。
示談書を公正証書にすることで、万が一、不貞相手が慰謝料の支払いを履行しない場合でも、訴訟手続きを経ることなく強制執行（財産の差し押さえ等）を行うことができます。
相談者さま
「証拠を集める際に注意すべきことはありますか？」証拠を集める際には、以下の点に注意してください。
違法な手段で証拠を集めない（例：夫のLINEやSNSに無断でアクセスする）
不貞相手に対して脅迫的な言動をしない（例：「慰謝料を払わないなら会社にばらす」など）
不貞相手を自宅に呼び出して、不貞を認めるまで帰宅させないなどの行為をしない
これらの行為は、法律に抵触する可能性があり、逆にトラブルを招くことになります。
証拠収集に不安がある場合は、弁護士や探偵事務所に相談することをおすすめします。
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相談者さま
「夫の浮気相手に慰謝料を請求したいのですが、どのような点に注意すればよいでしょうか？」慰謝料請求は感情的になりやすい問題ですが、冷静な判断が必要です。
過剰な請求や感情的な対応は、かえって問題を複雑にする可能性があります。
離婚をしない場合の慰謝料の相場は、一般的に50万円から100万円程度とされています。
過剰な金額を請求すると、相手が応じない可能性が高く、示談が成立しにくくなります。
怒りや悲しみから、相手に対して過激な言動をとることは避けましょう。
脅迫や名誉毀損などの行為は、逆に法的責任を問われる可能性があります。
慰謝料請求には、不貞行為の証拠が必要です。
ラブホテルの出入り写真や、肉体関係を示すLINEのやり取りなどが有効。
証拠が不十分な場合、請求が認められないこともあります。
慰謝料請求の意思を明確に伝えるために、内容証明郵便を利用することが効果的。
これにより、請求の事実を証明することができます。
話し合いが成立した場合、示談書を作成し、慰謝料の金額や支払い方法を明記しましょう。
これにより、後日のトラブルを防ぐことができます。
相談者さま
「夫の浮気相手に慰謝料を請求したいのですが、どのような点に注意すればよいでしょうか？」探偵に依頼することで、以下のようなメリットがあります。
プロの技術で、ラブホテルへの出入りなどの決定的な証拠を押さえることができます。
裁判でも通用する調査報告書を作成してもらえます。
夫や不貞相手に気づかれずに調査を進めることができます。
これらのメリットにより、慰謝料請求や離婚の際に有利な立場を築くことができます。
自分で調査を行う場合、以下の点に注意が必要です。
無断で夫のスマートフォンを操作したり、GPSを取り付けることは法律に抵触する可能性があります。
自分で集めた証拠が裁判で認められない場合があります。
調査中に夫に気づかれるリスクや、精神的なストレスが大きくなる可能性があります。
これらのリスクを避けるためにも、専門家に相談することをおすすめします。
探偵に依頼する際は、以下の点を確認しましょう。
実績や口コミをチェックし、信頼できる探偵事務所を選びましょう。
料金体系が明確で、追加料金の有無を確認しましょう。Ricon Pro
契約書をよく読み、調査内容や期間、成果報酬の条件などを確認しましょう。
これらのポイントを押さえることで、安心して探偵に依頼することができます。
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探偵選びで悩んだら？便利で助かる無料紹介サービスを使おう！最後までお読みいただきありがとうございました。
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